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落語十八番(演目名)

江戸(江戸落語)、上方(上方落語)、L:(location)場所、C:(cast:配役)、W:(writer) 作者

青菜
上方C:植木屋、隠居/笑福亭仁鶴
あくび指南
江戸笑/あくびのやり方を教えるという奇妙な教室に行った男が、なかなか教えられたようなあくびが出ず、それを端から見ていた別の男が出したあくびが講師に褒められるという内容。/4代目柳家小せん
「あくびの稽古」上方金原亭馬生(10代目)
明鳥
C:時次郎(日向屋の若旦那)、源兵衛と多助(札付きの遊び人)。新内節の明烏夢泡雪を下敷きにしており、内容がそっくりそのまま吉原へのいわば入門テキストになっている。/桂文楽(8代目、黒門町の師匠)、古今亭志ん朝(3代目)
愛宕山
上方 /春山のピクニックを描いた華やかな噺で、京都の旦那と大阪出身の幇間(太鼓持ち)とのユーモラスなやり取りが見どころ/桂米朝(3代目), 桂枝雀(2代目), 桂文楽(8代目)
頭山
江戸笑/8代目林家正蔵(林家彦六)
上方では、「桜ん坊」。
穴どろ(あなどろ)
大晦日に三両の工面ができずかみさんに叱られて家を飛び出した男、ぼんやり歩いていると大きな家の前に出た。ちょうど若い衆が遊びに出たところで木戸があいている。そっと中に入ってちらかっている酒や食物にありついていると子供が出てくる。おもしろがってあやしているうちに誤って穴ぐらに落ちてしまう。そのうち泥棒がいるというので大さわぎ。頭のところのいせいのいい男がひとつあたくしがひねりつぶして…と飛んできたが穴ぐらの中で降りてくりゃまたぐらへくらいつくぞなどとどなっているのでしりごみする。旦那が一両礼をするが上げてくれしかし困りましたなあじゃあ二両あげるから…どうもいけません盗人に追い銭だ。三両出そうすると泥棒がなに、三両、三両なら俺の方から上がっていく/柳家小さん(五代目)
阿弥陀池
上方 江戸新聞記事とも。/上方C:アホ、甚兵衛(隠居)、L:和光寺(大阪市西区北堀江)、W:桂文屋(1906発表)
江戸C:岩田の隠居、熊五郎/上方桂米朝(3代目)、桂枝雀(2代目)、桂坊枝、3代目桂歌之助など、江戸柳亭痴楽(4代目)、三遊亭圓歌(3代目)
鮑のし(あわびのし)
金が無くて米が買えない男が、女房の指示で、まず五十銭を借りて来た。この金で尾頭付きを買うはずが、鮑を三個買って来た。/立川志らく
あわて者
江戸/桂文治(10代目), 柳家権太楼(初代)

居残り佐平次
W:初代春風亭柳枝
貧乏人たちが集まる長屋で、その一人・佐平次という男が品川宿の遊郭に行こうと周りを誘う。当然、貧乏長屋の住人らに遊郭で遊ぶような金はないが、佐平次は気にするなという。/初代柳家小せん、江戸6代目三遊亭円生、江戸古今亭志ん朝(3代目)
幾代餅(いくよもち)
上方/C:幾代太夫と清蔵、大藪竹山(医者), L:米屋(笠屋町)、吉田屋(新町),/江戸古今亭志ん朝(3代目)
一文笛
人情噺/上方桂米朝(3代目)
井戸の茶碗
江戸古今亭志ん朝(3代目)

植木屋娘
上方桂枝雀(2代目)
牛ほめ
上方/笑/L:池田市、C:与太郎、 W:笑福亭松喬(六代目)三/家の普請をした池田のおっさんの所へ家を誉めに行けば小遣いをくれるといわれた男。早速、家を誉める文句を教わる。
鰻の幇間(うなぎのたいこ)
江戸/桂文楽(8代目),古今亭志ん朝(3代目),橘家圓蔵(8代目)
うなぎや
上方/桂枝雀(2代目)
厩火事(うまやかじ)
C:お崎(髪結い),亭主(年下の怠け者),仲人、孔子の秘蔵の白馬と弟子/古今亭志ん朝(3代目)、桂歌丸、桂ざこば
運まわし
上方/桂雀々

永代橋
林家彦六(8代目正蔵)

阿武松
江戸L:京橋観世新道、C:武隈文右衛門(幕内関取)、長吉(百姓仁兵衛のせがれ)/古今亭志ん朝(3代目)、立川談志(七代目)
おかめ団子
江戸/古今亭志ん朝(3代目)
お菊の皿
(皿屋敷)笑/
お茶汲み(おちゃくみ)
吉原の安大国(やすだいこく)という店に初会で上がった男を見た田毎(たごと)という女郎がいきなり悲鳴を上げた。聞けば、駆け落ちをした男の病気を治そうと、金のためにこんな世界に身を沈めたが男は死んでしまったという身の上。その男とそっくりだったので思わず声を上げたのだという。年季があけたら一緒になりたいと泣くのを見ると、目のふちにさっきまで無かった泣きぼくろが出来ている。湯飲みのお茶を目になすっていたので茶殻が付いたのだ。/古今亭志ん朝(3代目)、桂歌丸、
お化け長屋
江戸,/L:長屋, C:古狸の杢兵衛(もくべえ),
上方では、借家怪談
帯久(おびきゅう)
上方江戸C:呉服屋和泉屋与兵衛、帯屋久七、L:日本橋。江戸では、大岡裁き。上方では松平裁きの一編/桂米朝(3代目)、立川志の輔、桂小南(2代目)
お見立て(おみたて)
C:喜瀬川(花魁)、杢兵衛(流山の大尽)L:吉原/春風亭柳橋(6代目)、古今亭志ん朝(3代目)、現代では桂歌丸や古今亭志ん輔
お若伊之助(おわかいのすけ)
大店の娘で、今小町と噂される美人のお若が一中節の稽古をしたいというので、女将さんが鳶の頭の紹介で伊之助を師匠に付けた。若い男女が一間に二人きりでいれば、人目を忍ぶ間柄になる。これを知った女将さんは、二十五両の手切れ金を渡して伊之助と別れさせたが、家が近いのが心配だと根岸の叔父、長尾一角の剣術道場にお若を預けた。/古今亭志ん朝(3代目)

火焔太鼓(かえんたいこ)
江戸C:古道具屋の甚兵衛/古今亭志ん生(5代目), 古今亭志ん朝(3代目)
火事息子(かじむすこ)
神田の質屋の若旦那は子供の頃から火事が大好きで、火消しになりたくて頭の元へ頼みにいくが、ヤクザな家業には向かないと断られ、どこも引き受けてくれない。仕方なく火消し屋敷に入り、手首の先まで入れ墨をして、当然家は勘当された。/三百両は現代での価値:9,000万円/桂三木助(3代目)、古今亭志ん朝(3代目)
怪談牡丹灯籠
林家 彦六(8代目正蔵)
看板のピン
柳家小さん(5代目)
笠碁(かさご)
上方 C:大店の旦那が二人, 囲碁をテーマにした人情噺。柳派でよく演じられていた。地味だが、喧嘩しながらも離れられない人情の機微が鮮やかに描き出されている。古くは三代目小さんが名人芸を示したが、近年では五代目小さんの緻密な芸と、八代目可楽の渋味溢れる芸が双璧と謳われた。/金原亭馬生(10代目), 柳家小さん(5代目)
景清(かげきよ)
上方/L:京都・清水寺, C:目貫師(彫金職人) ・定次郎,甚兵衛(旦那)/桂文楽(8代目)
片棒(かたぼう)
江戸/L:, C:赤螺屋ケチ兵衛, 長男・松太郎, 次男・竹次郎, 三男・梅三郎/古今亭志ん朝(3代目)
替り目
古今亭志ん生(5代目)
かんしゃく
桂文楽(八代目)

菊模様皿山奇談
三遊亭円朝作、芝居噺/林家 彦六(8代目正蔵)
かつて将軍家から拝領した菊模様の三十枚の皿、この皿を割った者は指を切るとの遺言が残されていた。お千代は母の病を治す人参を手に入れんためその道具係となった。
祇園祭り
古今亭志ん生(5代目)
菊江の仏壇
桂小南(2代目)
九州吹き戻し
立川談春

蜘蛛駕籠(くもかご)
立川談志(7代目)
くしゃみ講釈
柳家権太楼(3代目)
蔵前駕篭
林家彦六(8代目正蔵)

月宮殿星都(げっきゅうでんほしのみやこ)
上方/笑福亭松鶴(6代目)、笑福亭仁鶴
シュール/東西南北、天空に海底、異国の旅に冥土の旅。地上へ墜落してしまった雷神などが登場する。ウナギをつかまえようとして浮かび上がり月にたどりつく内容。

()う付け
一昔前は字の書ける人が少なかった。今は葬式の参列者は自分で名前を書くが、昔は帳場の人が来た人の名前をつけた。上方笑福亭仁鶴/江戸では、「三人無筆
黄金餅(こがねもち)
 江戸古今亭志ん生(5代目)
紺屋高尾(こんやたかお)
 江戸C:高尾太夫(三浦屋の花魁)と久蔵(紺屋の染物職人), L:神田、三浦屋(吉原)、夫婦になり、手拭いの早染め(駄染め)というのを考案する。その速さと粋な色合いがブームとなり、通称かめのぞきと呼ばれる、高尾が店に出て、藍瓶をまたいで染めるため。/三遊亭圓生(6代目), 三遊亭圓楽(5代目、2009没)
五人廻し(ごにんまわし)
関東の遊郭には廻しという制度がある。一人の遊女が一度に複数の客の相手をするのであるが、遊女の嫌な客になると長時間待たされたり、ひどいのにはちょっとしか顔を見せない三日月振りとか、全く顔を見せない空床しょいなげ。来てもすぐ寝る居振りなどがあるので、客はたまらない。しばしばもめ事が起こってしまう。/三遊亭圓生(6代目)、林家彦六
碁どろ(ごどろ)
柳家小さん(5代目)
高津の富(こうづのとみ)
上方/古典落語では宿屋の富。/笑福亭松鶴(6代目)/桂枝雀(2代目)
駒長(こまちょう)
C:お駒と長兵衛/古今亭志ん朝(3代目)
子別れ(こわかれ)・中~浮名のお勝~
その晩、相方は若い時熱を上げた品川の馴染みの妓であった。その奇遇を喜び、焼けぼっくいに火がついて、楽しく遊んだ。翌朝妓は熊五郎を離さない。とうとう4日も居続けてしまい、有り金全部使い切ってしまった。家に帰って女房に言い訳をするが、品川の妓とのノロケ話を平気でするので、女房はたまらず亀坊を連れて家を出て行ってしまった。/柳家権太楼
蒟蒻問答
笑/

三人無筆
江戸/上方では、()う付け
三枚起請(さんまいきしょう)
江戸5代目古今亭志ん生、3代目古今亭志ん朝、柳家さん喬
西行鼓ヶ滝(さいぎょうつつみがたき)
上方/C:西行、民家の翁、婆、娘、L:摂津藩鼓が滝(川西市)/単に西行とも鼓ヶ滝とも。歌の名所である、摂津の鼓ヶ滝に来た西行。実はこの三人は和歌三神(住吉明神、人丸明神、玉津島明神)の化身で、慢心した西行を戒めるために現れたのだった。/笑福亭鶴光

芝浜
江戸戦後、3代目桂三木助が安藤鶴夫ら、作家や学者の意見を取り入れて改作、十八番としたのが現在広く演じられているストーリーの基礎とされる。 
彼の存命中は他の噺家は遠慮したほどであるが、現在では7代目立川談志や5代目三遊亭圓楽の十八番としても高名である。噺のヤマが大晦日であることから、年の暮れに演じられることが多い。なお、上方では場所を住吉の浜に置き換えて、夢の革財布といいう演題で演じられている。/桂三木助(3代目), 柳家小三治(10代目)
品川心中
江戸古今亭志ん朝(3代目)、古今亭十八番/三遊亭圓生(6代目)/春風亭柳朝(5代目)
七度狐
上方、または七度狐庵寺潰しとも。笑福亭仁鶴
洒落小町(しゃれこまち)
三遊亭圓生(6代目)
三味線栗毛(しゃみせんくりげ)
江戸5代目古今亭志ん生/別名錦木検校柳家喬太郎
素人浄瑠璃
上方2代目桂枝雀が寝床を素人浄瑠璃と改題し、サゲをつけずに大混乱のうちに終わらせる。/桂枝雀(2代目)
死神
笑/死神と人間の駆け引きを描いた噺で、独特の雰囲気とオチが特徴。
寿限無
笑/
真景累ヶ淵(しんけいかさねがふち)豊志賀の死(とよしがのし)
江戸真景は当時の流行語だった神経のもじり/金原亭馬生 (10代目)、古今亭志ん朝(3代目)
新聞記事
江戸/上方では、阿弥陀池

崇徳院(すとくいん)
上方江戸 C:若旦那・作次郎, 熊五郎, L:高津神社/古典落語の大ネタ演目の一つ。江戸落語では、高津神社の代わりに上野の清水さん(寛永寺清水観音堂)が舞台となることが多い。
瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ (詞花集・恋上)/桂米朝(3代目)、笑福亭仁鶴、桂春蝶(2代目)、桂枝雀(2代目), 桂雀三郎、笑福亭松喬
酢豆腐(すどうふ)
江戸C:伊勢屋の若旦那/上方では、「ちりとてちん

ぜんざい公社
新作/桂文三(3代目)「改良善哉」/上方桂小南(2代目)

粗忽長屋(そこつながや)
L:浅草観音詣, C:八、熊、/柳家小さん(5代目)

大工調べ(だいくしらべ)
L:長屋、C:大工の与太郎, 大家, 棟梁, 奉行/古今亭志ん朝(3代目)
代書屋
上方/桂春團治(3代目), 桂枝雀(2代目), 柳家権太楼 (3代目、1947生)
高尾(たかお)
 /C:吉兵衛, 島田重三郎, 三浦屋高尾太夫, L: 相長屋、傾城反魂香という芝居、反魂丹は中国伝来の腹痛止め、かんこ臭い/桂春團治(3代目)/上方/江戸では、「反魂香(はんごんこう)
たがや
江戸/C:たが屋, 主侍, 供侍, L: 両国橋、/三遊亭金馬(3代目)、古今亭志ん生(5代目)、立川談志(7代目)
たちぎれ
上方別名立ち切れ(たちぎれ) 線香たちきり/上方C:若旦那、紀の庄の娘で芸妓・小糸、L:船場の商家/江戸C:若旦那、小春/桂米朝(3代目)一門、桂文枝(5代目)、笑福亭鶴瓶、春風亭柳好(3代目)や三笑亭可楽(8代目)
狸賽(たぬさい)
古今亭志ん朝(3代目)

提灯屋(ちょうちんや)
マル(スッポン)とカシワ(鶏)/柳家小さん(5代目)、三遊亭小遊三
千早振る(ちはやふる)
百人一首を覚え始めた娘から千早振る神代も聞かず竜田川からくれないに水くぐるとはの意味を問われた金さんがご隠居に尋ねた。素直に知らないと言えばいいのに、ご隠居の出鱈目にわか講釈が始まった。/瀧川鯉昇、三遊亭圓楽(5代目)、桂吉朝、柳家小三治 (10代目)
茶の湯
笑/
茶金
江戸/ 上方では、「はてなの茶碗
ちりとてちん
上方/江戸では、「酢豆腐」/C:竹。/桂南光(3代目)

佃祭(つくだまつり)
三遊亭圓楽(5代目)
壺算
上方桂米朝(3代目)、桂枝雀(2代目)、笑福亭仁鶴/江戸三升家小勝(6代目)、柳家権太楼

天王寺詣り
笑福亭松鶴(6代目)
天狗さし
C:(わし)、甚兵衛さん、鞍馬の(ぼんさん、京の人その他/上方桂米朝(3代目)
転失気(てんしき)
笑/

土橋万歳
桂小南(2代目)
唐茄子屋政談(とうなすやせいだん)
江戸/C:若旦那, L:三ノ輪の裏長屋/別名は唐茄子屋。/上方では、「南京屋政談」、「南京政談」、「なんきん政談」と呼ばれる。東西では少し内容が違っている。上、下の二部作に分かれるが、現在は上を演じることが多い。唐茄子南京は、いずれもカボチャの異称/古今亭志ん朝(3代目)
時そば
滑稽/江戸W:柳家小さん(3代目)/上方では、「刻うどん」。/春風亭柳橋(6代目)、柳家小さん(5代目)、古今亭志ん生(5代目)
富久(とみきゅう)
江戸別名「富の久蔵」。/W:初代三遊亭圓朝、C:幇間の久蔵, L:浅草安部川町の長屋(現在の台東区元浅草3)/桂文楽(8代目)や古今亭志ん生(5代目)、三笑亭可楽(8代目)

長屋の花見
江戸滑稽/料理などに代用品を用いる下りがある.卵焼きの代わりに沢庵漬け(こうこ)、酒の代わりに茶(「お茶け」)、かまぼこの代わりにおこげ(「釜底=かまぞこ」、江戸落語では大根)。/上方では、「貧乏花見」。
茄子娘
L:戸塚宿の少し離れた場所にある禅寺「曹元寺」、C:住職「なに、一人で。なるほど親はナス(なく)とも子は育つか」 /江戸では、三九日茄子(みくにちなすび)と言い、毎年九月九日、十九日、二十九日に茄子を食べる風習がありました。「なに、一人で。なるほど親はナス(なく)とも子は育つか」 /入船亭扇橋(8代目)

錦木検校
人情噺/江戸/大名・酒井雅楽頭(さかいうたのかみ)が末子、格三郎が父親に疎んじられ下屋敷に住まわされていた頃に知り合った按摩の錦木。たいそう腕もよく話もいろいろうまい。その按摩から、自分の骨組みは大成する人物のものと言われた格三郎。/柳家喬太郎、5代目古今亭志ん生/落とし噺の別名三味線栗毛(しゃみせんくりげ)
にらみ返し(睨み返し)
江戸C:長屋の八五郎とその妻/江戸時代、商売は掛けで行われ、その支払いは大晦日に1年分のツケで行うのが普通であった。大晦日を舞台にした噺。/柳家小さん(5代目)、柳家小三治

猫と金魚
桂文治(10代目), 橘家圓蔵(8代目、月の家圓鏡), 柳家権太楼(初代)
猫の皿
江戸滑稽噺/旅人が、旅先で立ち寄った茶店で店主を言いくるめて、ある名品の皿「絵高麗の梅鉢」(演者によっては、「柿右衛門の逸品」などとする)を買い叩こうとするが、実は店主の方が一枚上手で、旅人のほうを騙していた。/別名「猫の茶碗」
寝床
江戸噺家の世界では、自画自賛の芸術のことを寝床と表現する。2代目桂枝雀は素人浄瑠璃と改題し、サゲをつけずに大混乱のうちに終わらせる。/桂文楽(8代目)や古今亭志ん生(5代目)、古今亭志ん朝(3代目)、古今亭圓菊(2代目)、橘家圓蔵(8代目)/桂文楽(8代目), 橘家圓蔵(8代目,月の家圓鏡)

野ざらし(野晒し)
L:向島(隅田川)/春風亭柳好(3代目)/上方では、「骨釣り(こつつり)」。

はてなの茶碗
上方/江戸では、「茶金」の名で演じられる。/上方桂米朝(3代目)/江戸古今亭志ん生(5代目)
花見酒
浜野矩随(はまののりゆき)
三遊亭圓楽(5代目)
反対俥(はんたいぐるま)
江戸/上方では、「いらち俥」。/8代目 橘家圓蔵(月の家圓鏡)
初天神
上方笑福亭仁鶴
反魂香(はんごんこう) 
江戸C:八五郎, 島田重三郎, 三浦屋高尾太夫, L: 相長屋、傾城反魂香という芝居、反魂丹は中国伝来の腹痛止め、きな臭い/江戸8代目三笑亭可楽/上方では、「高尾(たかお)」。

一眼国
江戸L:見世物小屋、C:六部(語り手)、林家 彦六(8代目正蔵)
一人酒盛
C:留めさん、熊五郎/三遊亭圓生(6代目)
雛鍔(ひなつば)
江戸古今亭志ん朝(3代目)/上方では、「お太刀の鍔
貧乏花見
上方滑稽/持ち金のない長屋の住民が花見をするという内容。/江戸では、「長屋の花見」。

文七元結(ぶんしちもっとい)
江戸L:吉原角海老(かどえび)佐野槌(さのづち)と圓朝が演じた記録もある。最近では圓生も佐野鎚で演じている。 終盤、近江屋卯兵衛が祝儀の酒と切手を買求めてくる酒屋小西は、あたご小西と名を変え店舗の場を移して現存している。
L:本所、C:長兵衛(左官)、お兼(長兵衛の妻)、藤助(吉原京町の大店、角海老の番頭)、女将(角海老の女将)、お久(長兵衛の娘)、文七(白銀町鼈甲問屋、近江屋の奉公人)、卯兵衛(近江屋の主人)、平助(近江屋の番頭)。三遊亭圓朝の創作。幕末~明治初期、薩長の田舎侍が我が物顔で江戸を闊歩していることが気に食わず、江戸っ子の心意気を誇張して魅せるために作ったとされる。/五十両は現代の価値:600万円/三遊派のネタとして、三遊亭圓右(初代)、橘家圓喬(4代目)、三遊亭圓生(5代目)、三遊亭圓生(6代目)/江戸林家彦六(8代目正蔵)、古今亭志ん生(5代目)、古今亭志ん朝(3代目)/上方桂ざこば(2代目)

へっつい幽霊
桂三木助(3代目)

庖丁(包丁間男)
/清元の師匠に生活全般面倒をみてもらって小遣いまでもらっている久治。弟分の寅を相談があると呼び出します。「出刃包丁を畳に突き刺して嬶を脅し、田舎の芸者にでも叩き売ってその金を山分けにしようと思うんだがどうだ?」/江戸三遊亭圓生(6代目)・上方桂文珍
堀の内
C:熊五郎, L:妙法寺(堀の内)/古今亭志ん朝(3代目)、橘家圓蔵(8代目、月の家圓鏡)

饅頭怖い(まんじゅうこわい)
長屋の若い衆が集まって、自分が怖いものの話を始めた。夫々に、ムカデが怖いとか、ヤモリが怖いとか告白するが、辰だけは怖いものがないと突っぱねる。蛇はどうだ、鼠はどうだと聞くが、みんな好きだと言う。それでも何かあるだろうと問い詰めると、実はまんじゅうが怖いと告白した。まんじゅうの話をしたら気分が悪くなったと寝込んでしまった。普段から生意気な奴だから懲らしめてやろうと、みんなで金を出し合ってまんじゅうをたくさん買って来て枕元に置いた。/柳家喬太郎

目黒のさんま
笑/

百川(ももかわ)
古今亭志ん朝(3代目)

宿屋の富(やどやのとみ)
江戸古典落語の演目の一つ。/柳家小三治(10代目)/上方では、「高津の富」。
宿替え
桂枝雀(2代目)
宿屋の仇
上方桂米朝(3代目)
柳田格之進
人情噺/誇り高い武士の生きざま。春風亭柳枝(3代目)・金原亭馬生(10代目)・古今亭志ん朝(3代目)

雪の戸田川
芝居噺/林家彦六(8代目正蔵)

らくだ
O:『駱駝の葬礼(そうれん)』、W:上方桂文吾(4代目)、C:らくだの卯之助(死人)、L:落合の火屋(火葬場)、「ラクダ」というあだ名については、1821年(文政4年)、両国で見世物になっていたラクダに由来する。
上方/L:千日前の火屋(火葬場)。笑福亭松鶴(6代目)、松鶴の『らくだ』を見て、そのあまりの完成度の高さに、しばらく二人とも口がきけなかったと述懐している。3代目桂米朝も『らくだ』を演じているが、松鶴存命中はあえて演じなかった。

新作落語

  1. 「ラーメン屋」 有崎勉(柳家金語楼)
  2. 「別れ話は突然に」 桂文枝
  3. 「ハワイの雪」 柳家喬太郎
  4. 「ぺたりこん」 三遊亭円丈
  5. 「かんしゃく」 益田太郎冠者
  6. 「みどりの窓口」立川志の輔
  7. 「江戸の夢」 宇野信夫
  8. 「ガーコン」 川柳川柳
  9. 「サーカス小象」 三遊亭白鳥
  10. 「一文笛」 桂米朝