江戸時代の飛脚の走り方を「ナンバ走り」、忍者の走法には「布を巻き、垂れた布が地面に着かない速度で走る」などの方法がありました。
- 【ナンバ走り】
- 日本古来の走り方で、腕と足を上下同方向に動かす走法
身体に負担が少なく、体幹にねじれがうまれないため、スタミナのロスが大きく減る“省エネ走法”とされています。
江戸時代に、何十キロ、何百キロも走る飛脚たちがこの走法だったといわれています。 - 【ナンバ走りのやり方】
- 右手が出たら左足が出るように、同じ側の手と足を同時に前後に動かす。
右足で地面を蹴るときに上体の右半身を前に倒す。
左足で地面を蹴るときに上体の左半身を前に倒す。 - 体を左右にねじりながら前に進みます。
- 【ナンバ走りの特徴】
- 体の軸がブレにくいので、凹凸の激しい場所でも体を安定させることができる。 体幹部を効率的に使うため、体が温まりやすく、腰にも良い影響が出やすい。 長距離を歩いても疲れにくい。
- 【忍者の走法】
- 長い布を頭や腰に巻き、垂れた布が地面に着かない速度で延々と走り込みます。
その速度が維持できなくなるまで走り続け、布が地面に着く時間でその忍者の体力を測ることができました。
また同様の目的で、自身の胸に編笠を乗せて走る訓練もありました。
忍者は「早足の物」とも言う、それぐらい忍者の走るスピードは速かった。 - 【ナンバ走りの歴史】
- 江戸時代の飛脚も用いていた走法で、短足・扁平な当時の日本人にとって合理的な歩き方だったといわれています。明治以降、西洋的生活様式の移入とともに失われたとする説もあります。